◆ 母校蔦の会
母校・深川高校の同窓会75周年総会に出席しました。同窓会は「蔦の会」といい、新築される前の校舎が蔦でおおわれていました。
母校は大正13年「第一東京市立高等女学校」としてスタートが切られ、昭和18年「都制」の」実施に伴い校名も「都立深川高等女学校」に改称されたように女学校が前身でした。今日のご出席されていた先輩方も多くの女性が見られました。
蔦の会会長が母校の女学校としての創立時のことを紹介してくれ、感銘を受けましたので書き留めます。もっぱら下町の子女を預かる女学校として、創立時の校長は思い切った方法を用いたと、内田会長は語りました。「学校に40台のミシンを買い入れたのです。当時ミシンは輸入品しかなく、とても高価なものでした。それを生徒が一台一台使えるように導入し、卒業時には次の新年生の制服を制作させたそうです。勉強だけでなく、社会にでてすぐ役に立つ実学を奨励したんだそうです。」新一年生のために卒業生が制服を制作したとのこと、その思いに敬服する話でした。
今回も33年ぶりにお会いする同窓生がいらっしゃり、大変うれしく歓談いたしました。高校生の時はお話をたぶんしていないと思いますが、初めての会話が今日でした。時間の不思議さを感じました。お互いの健康を約し、握手をして席を立ちました。
【投稿日】2004年11月20日 【カテゴリー】活動日誌