◆ 給食の歴史・・・給食費未納問題
文部科学省は1月24日学校給食費徴収状況に関する全国調査を発表しました。それによると2005年度の学校給食費未納額は計約22億円に上ったという実態が明らかになりました。未納の主な原因は「保護者の責任感や規範意識の低下」と「経済的に余裕があっても払わない親が増加している」こともうかがえるらしい。義務教育をいいことに、それを逆手に取っているようにも思え、残念です。
学校給食の歴史は、1889年山形県鶴岡私立忠愛小学校で、貧困児童を対象に、おにぎり・焼き魚・漬物などを与えたのが給食の始まりだそうです。
私の育った昭和30年代にはコッペパンと脱脂粉乳の給食が登場しました。脱脂粉乳をのどの奥に流し込んだことを思い出しますが、全児童に栄養を与えるための給食でありました。病弱な児童が減り、平等に給食が与えられ快活に食事をするようになったことも大きな成果でありました。そして、高学年の女子は調理を手伝い、そのことは学校から家庭に広がり、町中が変わったといわれました。
学校給食の原点を確認する給食費未納問題でもあります。
【投稿日】2007年1月28日 【カテゴリー】活動日誌