◆ 「お互いさま」とささやかなこと一つ
毎日新聞本日夕刊の特集ワールド「06夏会いたくて」に女優故・沢村貞子さんの「お互いさま」と、しあわせトンボ近藤勝重氏の「ささやかなこと一つ」を留めておきたい。
「お互いさま」とか「手を貸すよ」と声を掛けて、と暮らすよき時代の日本のおばあちゃん。
沢村さんは、夫のために作った食事を22年間、30冊のノートに書き残し、これをもとに「わたしの献立日記」が出版された。
「本当に必要なものって、それほど多くないのよ」と沢村さんの声が聞こえる、と記事は結んでいる。
ささやかな一言。「母は腰が悪く、ほかにもいろいろ病があって無理のできない体なんですけど、あなたの声を聞けば元気が出るって言うんですよ。帰宅した時とか、一言二言話しかける程度なんですけれど、それが大切なんですね」と母とふたり暮らしの女性の話を紹介している。
(毎日新聞2006年8月16日夕刊より
【投稿日】2006年8月16日 【カテゴリー】活動日誌