◆ 令和3年 第2回定例会 一般質問④「普通の人」がパワーハラスメント
一般質問④「普通の人」がパワーハラスメント
令和元年6月に国際労働機関(ILO)は、「仕事の世界における暴力及びハラスメントの撤廃に関する条約」を採択しました。世界中で暴力とハラスメント根絶に向け、新たな一歩を踏み出しました。その背景には職場環境など様々な要因があり、「普通の人」がパワーハラスメントをしてしまう現状が指摘されています。
残念ながら本市においては、本年3月24日付で事案2件、2名の懲戒処分が行われました。
2点うかがいます。
1点目、
本件で職員の懲戒処分を行った2つの案件関して、市が設置する相談窓口に、パワーハラスメント被害を受けた職員や見かけた職員から相談はありましたか。
また、『意識調査』において、当該2事案のほかには、パワーハラスメントが類されるような記載は何件あり、どのように対応したか。
2点目は相談体制について、
被害者が被害を訴えることができにくい現実があります。本市相談窓口には、相談を受ける職員を複数配置し、少なくとも1名は相談者の属する所属の長に対して、
指導や人事主管課との連携をとることができる地位にある職員を充てるべきと考えますが、いかがでしょうか。
また、相談者が相談しやすいようにするため、相談者が希望する性別の職員が相談を受けることができる体制を整備することが必要と考えますが、ご見解うかがいます。
パワーハラスメントの3要素の1つであります”優越的な関係を背景とした言動”がございます。
職場における関係性の改善を図る一つの身近な試みとして、職員相互に役職で呼ぶのではなく、「さん」づけで呼び合うことを提案したいと考えますがいかがでしょうか。