◆ 言葉の持つ力
国文学者・折口信夫の最後の弟子、岡野弘彦氏の読売新聞1月28日付け「時代の証言者」の一文を留めておきます。
「人間社会では古代に遡るほど、言葉の力は大きいのです。言霊とは、言葉のまたちで発揮される魂の力、霊力です。人を呪ったり、人の力を衰えさせたり消滅させたりするかたちで働きます。さらに人を祝福することも大事です。
腕力で圧倒するよりも、言葉によって人の心を和らげ、人の心をこちらの望むかたちに従わせる方が、大きな力を持っていたのだろうと思う。」
(市役所新年度予算に取り組む夜の灯)
【投稿日】2020年1月29日 【カテゴリー】活動日誌