◆ 2018年第2回定例会 一般質問「水銀に関する水俣条約」 」
・道路照明灯、道路街路灯等のLED化について
「水銀に関する水俣条約」は、平成29年8月16日に発効しました。今後、水銀ランプの製造・輸出入は禁止となりますので、本市が管理している水銀灯のLED化は待った無でございます。
平成25(2013)年10月に熊本市と水俣市で水銀の環境汚染や健康被害を国際的に防止する会議で「水銀に関する水俣条約」は全会一致で採択され、92か国が条約へ署名を行い、発効されました。本条約発効により、平成33年1月以降は、一定量以上の水銀を含む蛍光灯などの製造や輸出入が原則禁止となります。
本市の道路照明灯、道路街路灯の灯具の種類と基数(本数)、および水銀灯のLED化への切り替えを、平成33年1月までにどのように目途をつけるのか、お伺いします。
答弁 道路部長
道路照明灯の灯具種類及び基数につきましては、平成30年3月末日現在、全1,858基のうち、LED灯は191基、水銀灯は1,445基、ナトリュウム灯などの灯具が222期となっております。また、道路照明灯は、144基の全てがLED灯となっています。
道路照明灯のLED化につきましては、現在、新設並びに老朽化により建て替えが必要になった際に、維持管理費の縮減に向け、LED化を図っております。「水銀に関する水俣条約」の発効を受け、市内全域の道路照明灯について、早急な対応が必要になります事から、財源の確保、並びに発注方法などを含め、関係部署と協議し、早期に整備の推進を図って参ります。
要望
日本は水俣病の教訓があるからこそ、世界各国に水銀対策を促していく責任があり、条約発効後の取り組みが重要でございます。
本市においても、着実に水銀対策に取り組む責務がございます。
平成33年1月がリミットでございます。早期の事業着手をよろしくお願いいたします。
1点付け加えますが、本市が管理する都市公園等の照明灯1800基のうち、LEDは約1割で早期の水銀灯のLED化切り替えが必要でございます。